会計監査の対応が悩ましい理由

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会計監査の対応で悩ましいのは、

会計のルールや監査のルールには、

明確な答えが存在しないことです。

 

特にIFRSでは、その傾向が顕著で、

ルールが抽象的で難しく、

詳細なガイドラインがないので、

最後は会社なり監査法人の判断に委ねられます。

 

だから監査法人で、あるパートナーがAでいいと言っても、

担当者が変わったとたん、それでOKとはならず、

「もっと慎重なBでやるべきだ」などと言われることがあります。

 

 

また、監査法人との関係に限らず、

社内でも同じ問題が発生します。

 

監査法人と合意できても、

それが会社の考え方なり、求める数字に合わない場合、

それを察することができないと

「空気が読めない」と言われてしまいます。

 

会社の意向によっても答えが変わり、

それに合わせることが出来ないと、

合わせられない方がおかしいと評価を下げられてしまいます。

 

 

会計監査の対応でストレスを感じるのは、

公認会計士としてのスキルや能力以上に、

その時々で、会計や監査の答えが変わることです。

 

なかでも、監査法人が大きくなるほど、

所属するパートナーが多く、

いろんな価値観の人がいるので

求められる答えも多様になります。

 

さらに、大手監査法人には、

金融庁や海外の会計事務所などの様々な検査が毎年のように入るので、

検査の結果によっても、答えがコロコロ変わったりします。

 

したがって、大手監査法人の監査が必須の場合、

会計なり監査の答えが変わることは仕方のないことで、

悩ましいのは仕方ないと諦めてしまうことをオススメします。

 

解決しようとしたところで、

それには解決策がなかったりするものなので、

妥協できるものは、ほどほどで折り合いをつけるべきです。

 

結局のところ、会計も監査もその具体的なルールは

監査法人や会社の意向で決まるので、

ルールに沿った答えを完全に統一することは不可能なのです。