監査人を会議室から出さない理想の監査

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期末監査は、会社の決算業務と

同時並行で行われることが一般的です。

 

経理担当者の方は大忙しのため、

会社の業務優先になってしまい、

監査対応が後回しになることがあります。

 

監査人としても、決算が締まらないと

監査ができないため、

資料の提出が遅れることは

ある程度仕方がないと思っています。

 

しかし、ようやく提出された

資料の精度が著しく低い場合、

解読ができない場合などは、

目も当てられません。

 

往査最終日に

このような資料が提出されると

非常に苦労することになります。

 

最初から自分がやった方が早かった

というぐらい時間がかかります。

 

理想の監査

 

期末監査の往査初日に、

当期の業績ハイライトと

トピックを説明してもらえる。

 

事前に依頼した資料が

すべて用意されており精度も高いため、

会議室から一歩も出ることなく、

それらの資料のみで監査が完了してしまう。

 

監査人の立場からは、

理想の監査と言えます。

(指摘することもなくなるので、

退屈ではありますが。)

 

監査人のために、そこまでする必要があるの?

 

監査の準備をしっかり行うことには、

監査を受ける側にも

大きなメリットがあります。

 

① 監査が早く終る

資料が完璧に揃っていると

監査人が早く帰ります。

 

完璧とは、資料に漏れがない

数字が間違っていないという状態です。

 

監査人に付き合って

残業する必要もありません。

 

早く終われば、

監査報酬の交渉材料にもなります。

 

② 自分の仕事が中断されない

監査人に質問されると

自分の仕事が中断されます。

 

一度仕事の流れが中断されると

流れをもとに戻すだけで時間がかかります。

 

監査で質問がゼロになることは

あり得ません。

 

しかし、予め質問されそうなところを

潰しておくことで、質問の頻度を

減らすことはできます。

 

監査のために特別な作業が追加される訳ではない

 

優秀な決算資料は、

決算が効率化されるだけでなく、

そのまま監査調書にもなり得ます。

 

裏付け資料も同時に準備しておけば、

あとは監査人がどのように

文書化するかという問題だけです。

 

監査が終わるまでを

決算と考えた場合、

トータルで決算に要する

時間は大幅に減少します。

 

決算効率化は、監査の効率化まで

視野に入れて行うべきです。

 

唯一のデメリット

 

あらゆる資料を事前に準備しておくと

監査人に感謝されます。

 

しかし、監査人はすぐに甘えるので

注意が必要です。(私も含みます。)

 

調子にのって、

「他の科目も同じようにお願いします」

「次回も同じようにお願いします」

 

当然のように言われたら、

イラッとすること間違いないでしょう。

 

唯一のデメリットかもしれません。。。