スカイマークのリース債務

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今週の経営財務(No. 3208)でスカイマークのリース債務
に関する面白い記事がありました。

  • 国内航空3位のスカイマークは,2015年1月末に民事再生法適用を申請した。
  • 元社長の西久保氏が“無借金経営”を誇っていた企業である。
  • 2014年3月期のバランスシートには,25億円のリース債務はあるが,有利子負債は見当たらない。
  • 総資産708億円に対して純資産は407億円に達する。
  • ところが,2月4日の更正手続き開始日の説明会では負債総額は711億円と報告した。
  • 有価証券報告書に戻ると,B/S上のリース債務のほかに,次のように注記開示された簿外債務がある。

(1)所有権移転外ファイナンス・リース(格納庫等固定資産):18億円, (2)オペレーティング・リースの未経過リース料:908億円(内1年以内:165億円)

誤解のないように、間違った会計処理をしていた
という話ではないです。

上記(1)(2)のリースは日本基準上、
オフバランス(簿外処理)で問題ありません。

こういう事例を見ると、IFRS/FASBの新リース基準案で、
オペレーティング・リースを含むほぼ全てのリース取引
オンバランス(B/Sに計上)される
理由が、わからないでもないです。  

会計士でも匙を投げそうなレベル

いまさらですが、IFRS/FASBの新リース基準案
は難し過ぎないでしょうか。

IASB/FASBが公表したリース会計基準改訂案の解説

(2013年5月に再公開草案が出てから、けっこうな時間がたっています。
最終基準は、2015年の下半期に公表される予定です。あまり内容は変わらないようです。)  

どんなに詳細な基準を作っても、
実務に落とす上でキモになる部分は少しのはずです。  

経理の現場の人は、キモだけ知りたい人の方が圧倒的に多いので、
それを解説するのも会計士の役割なのでしょうが、
もう少しなんとかして欲しいものです。。。