文章は読むだけで上手くなる

監査法人にいると、日々、大量の文章を書く必要があります。
しかし、いつまでも文章が上手くならない人もいます。
同じく、人前で話す機会も多いのですが、
どうにも話すのが苦手な人もいます。
「あのー、」とか「基本的には、」
と言って間をとるのですが、うまく伝わりません。
何が悪いのか?
ほとんどの場合、
文章の順番、話をする順番がまずいことが原因です。
アメトークに出ている芸人さんの話が面白いのは、
正しい順番で話をしているからで、
同じ内容でも全く違う伝わり方になります。
でもって、私が文章の正しい順番を意識するようになった
きっかけが、こちらの本です。
タイトルの「読むだけで上手くなる」は、
少々、言い過ぎかもしれません。
しかし、
- 文章の基本的なルールを知った上で書くのか
- いつまでも我流書くのか
この違いは、長い目で見れば
大きな違いになるはずです。
この本で一番の発見
第4章 4.文章を名詞で終える体言止めはとりあえずやめよう
文章を書くときに、
「体言止めを使ってはいけない」
と、昔の上司に言われたことがあります。
それ以来、体言止めは使っていないのですが、
なぜダメなのか?
その理由について深く考えたことはありませんでした。
なんとなく、
手抜きに見えるから、
偉そうに見えるから、
この程度に漠然と思っているだけでした。
しかし、体言止めは、
文章力のなさをごまかすために自然に使ってしまう
ということがわかりました。
でもって、体言止めを使っている限り、
いつまでも文章が上手くならないことが、
よく理解でき、私の中では一番の発見でした。